リバースモーゲージはこんなもの!

リバースモーゲージという言葉を耳にすることが増えてきましたが、どのような意味を持っている言葉か知っていますか。今回は、リバースモーゲージがどんなものであるのか、簡単に解説していきます。

リバースモーゲージは金融用語

リバースモーゲージというのは、銀行といった民間企業や公的機関などから融資を受ける際に利用される、金融用語の一つです。英語ではReverse Mortgageと書かれ、直訳すると抵当の逆転となります。直訳では、少々わかりにくいですね。

リバースモーゲージの制度では、自宅を担保とし抵当に入れることで、銀行や公的機関から借り入れできる金融ローン枠を作ることができるというものなのです。

リバースモーゲージと普通のローンの違い

同じ自宅を担保にして金融機関などで借入を行う際、リバースモーゲージと一般的なローンではなにが違うと思いますか。金利でしょうか、それとも借り入れできる額でしょうか。どちらも正解ではあるのですが、一番大きな違いはローン残高の残り方なのです。

住宅ローンの借り換えや大きなマイカーローンなどを利用する際に自宅を担保に入れた場合、毎月決められた返済日があり、返済を続ければローン残高は減っていく一方です。当然、返済日を守らなければ、最終的には家を取られてしまいます。

しかしながらリバースモーゲージでは、そのような返済日の概念はありません。そのため、借りた額をほったらかしにしておけば利息は膨らむ一方ですし、抵当に入れた自宅の限度額までであれば、毎月のように生活費を借り入れながら、自宅を手放すことなく生活し続けることも可能なのです。そのため、ローン残高は増えていく一方なのです。

このように、普通のローンでは減っていくはずの残高が増えていく一方という逆転の方法で抵当に入れお金を引き出すため、リバースモーゲージと呼ばれるようになったのです。